GP神戸からぐるぐるメタは回って、様々なデッキに可能性が与えられてるのが現在のメタゲームだってのは多くのプレイヤーにとって共通した認識じゃないかと思う。
勿論青白や赤緑は変わらず支配的ではあるけれど、群れなした鷹が空を飛んだり、タイタンに殴られる前に火山が大噴火して死ぬような時代ほどって訳じゃない。
そんな混沌とした環境の中で誰かに抜きんでて勝てるオリジナルデッキを作るため、様々なカードを鍵にしたデッキの構築に励んでいる人も多いだろう。僕もそんな中の一人で、日夜捨てたアイデアを拾ったり、ちょっとしたひらめきをもとにデッキを夢想して楽しんでいる。
これはそんな僕みたいなデッキ夢想家に向けて書いてる。勿論、ゼロからデッキを作る人じゃなくたって誰かに抜きんでるために色んなアイデアを試す人は沢山いると思う。
実際《地下牢の霊》や《高原の狩人》は闇の隆盛のスポイラーが公開されたときにはただの"捨てられたアイデア"だった。でも、そんな"捨てられたアイデア"がメタを回すのがマジックの面白いところだし、それが起きる可能性が今のメタでは高いと思ってる。誰もが気づけばメタを回す可能性を持っていると思うんだ。
そんな"捨てられたアイデア"をサルベージするのに優れたやり方は過去に学ぶことだ。WOCの戦略として、古くに活躍したメカニズムに似たカードを刷って昔ながらのプレイヤーにアピールするっていうことがある。勿論、そういったものが再び支配的になりすぎることは危惧してると思うけど、それらはそれなりに強力で魅力的だ。
そんな過去に学ぶメソッドで僕が着目したのはこんな捨てられたアイデアだった。【ビッグ・レッド】とそのキーカード《煮えたぎる歌》だ。
【ビッグ・レッド】はミラディンブロック時に高速ビートダウンである【親和】の対抗馬として活躍したアーキタイプで、マナ加速からボード・コントロール力に優れたファッティを素早く展開するスタイルは、今のメタでも通用するのではないかと思っている。
きっかけは最近流行の兆しを見せている【4色リアニメイト】だ。墓地肥やしから素早く《掘葬の儀式》《大修道士エリシュ・ノーン》の召喚に繋げるこのデッキのコンセプトが現状のメタで通用するならば、似たコンセプトの【ビッグレッド】も通用するのではないか?と感じたのだ。
そんな思いで試行することになったのが、《煮えたぎる歌》の生まれ変わりである、《大地のうねり》である。
――――――――――
《大地のうねり》
(赤)(赤)(赤)(赤)
ソーサリー
あなたのマナ・プールに(赤)(赤)(赤)(赤)(赤)(赤)(赤)を加える。このマナはクリーチャーもしくはアーティファクトを唱えることにしか用いることは出来ない。
――――――――――
簡単に言うと僕の夢想する【新・ビッグレッド】とは、
2T《太陽の宝球》
3T《大地のうねり》→《業火のタイタン》
を目指すだけの簡単なデッキである。
ただ《大地のうねり》経由で出す重いアーティファクトもしくは赤いクリーチャーに優秀なものが少ないのが悩みどころである。
《業火のタイタン》は確定と言える性能を持っているが、少なくともこれ以外に一種はなにかが欲しいと考えている。《ワームとぐろエンジン》でもいいのだが、どうせなら産み出される赤い7点のマナすべてを使いきるのが望ましいと思う。そう考えると打点が高く唱えた時点でアドバンテージが確定する《マイアの戦闘球》は有力な選択肢ではある。
ただしこのクリーチャーにはチャンプ・ブロックに弱いという点があり、その点現状の簡単に湧いてくる沢山のトークンたちが牛耳るメタには合っていない(逆に《ワームとぐろエンジン》はバウンスに弱いという欠点がある)。
また赤単なので、3ターン目《槌のコス》という強力なエンジンを積み込むことが可能となる。また《鞭打ち炎》や《金屑の嵐》もこちらに被害が少く自然な組み込める点は今のメタに合っている。
ゆえに簡単にデッキリストを考案するとこのような形になる。
【うねる業火レッド】
24《山》
4《太陽の宝球》
2《鞭打ち炎》
4《金屑の嵐》
4《大地のうねり》
4《真面目な身代わり》
4《槌のコス》
4《業火のタイタン》
4《マイアの戦闘球》
6《??》
これをコカトリスで回していく(つづく?)
勿論青白や赤緑は変わらず支配的ではあるけれど、群れなした鷹が空を飛んだり、タイタンに殴られる前に火山が大噴火して死ぬような時代ほどって訳じゃない。
そんな混沌とした環境の中で誰かに抜きんでて勝てるオリジナルデッキを作るため、様々なカードを鍵にしたデッキの構築に励んでいる人も多いだろう。僕もそんな中の一人で、日夜捨てたアイデアを拾ったり、ちょっとしたひらめきをもとにデッキを夢想して楽しんでいる。
これはそんな僕みたいなデッキ夢想家に向けて書いてる。勿論、ゼロからデッキを作る人じゃなくたって誰かに抜きんでるために色んなアイデアを試す人は沢山いると思う。
実際《地下牢の霊》や《高原の狩人》は闇の隆盛のスポイラーが公開されたときにはただの"捨てられたアイデア"だった。でも、そんな"捨てられたアイデア"がメタを回すのがマジックの面白いところだし、それが起きる可能性が今のメタでは高いと思ってる。誰もが気づけばメタを回す可能性を持っていると思うんだ。
そんな"捨てられたアイデア"をサルベージするのに優れたやり方は過去に学ぶことだ。WOCの戦略として、古くに活躍したメカニズムに似たカードを刷って昔ながらのプレイヤーにアピールするっていうことがある。勿論、そういったものが再び支配的になりすぎることは危惧してると思うけど、それらはそれなりに強力で魅力的だ。
そんな過去に学ぶメソッドで僕が着目したのはこんな捨てられたアイデアだった。【ビッグ・レッド】とそのキーカード《煮えたぎる歌》だ。
【ビッグ・レッド】はミラディンブロック時に高速ビートダウンである【親和】の対抗馬として活躍したアーキタイプで、マナ加速からボード・コントロール力に優れたファッティを素早く展開するスタイルは、今のメタでも通用するのではないかと思っている。
きっかけは最近流行の兆しを見せている【4色リアニメイト】だ。墓地肥やしから素早く《掘葬の儀式》《大修道士エリシュ・ノーン》の召喚に繋げるこのデッキのコンセプトが現状のメタで通用するならば、似たコンセプトの【ビッグレッド】も通用するのではないか?と感じたのだ。
そんな思いで試行することになったのが、《煮えたぎる歌》の生まれ変わりである、《大地のうねり》である。
――――――――――
《大地のうねり》
(赤)(赤)(赤)(赤)
ソーサリー
あなたのマナ・プールに(赤)(赤)(赤)(赤)(赤)(赤)(赤)を加える。このマナはクリーチャーもしくはアーティファクトを唱えることにしか用いることは出来ない。
――――――――――
簡単に言うと僕の夢想する【新・ビッグレッド】とは、
2T《太陽の宝球》
3T《大地のうねり》→《業火のタイタン》
を目指すだけの簡単なデッキである。
ただ《大地のうねり》経由で出す重いアーティファクトもしくは赤いクリーチャーに優秀なものが少ないのが悩みどころである。
《業火のタイタン》は確定と言える性能を持っているが、少なくともこれ以外に一種はなにかが欲しいと考えている。《ワームとぐろエンジン》でもいいのだが、どうせなら産み出される赤い7点のマナすべてを使いきるのが望ましいと思う。そう考えると打点が高く唱えた時点でアドバンテージが確定する《マイアの戦闘球》は有力な選択肢ではある。
ただしこのクリーチャーにはチャンプ・ブロックに弱いという点があり、その点現状の簡単に湧いてくる沢山のトークンたちが牛耳るメタには合っていない(逆に《ワームとぐろエンジン》はバウンスに弱いという欠点がある)。
また赤単なので、3ターン目《槌のコス》という強力なエンジンを積み込むことが可能となる。また《鞭打ち炎》や《金屑の嵐》もこちらに被害が少く自然な組み込める点は今のメタに合っている。
ゆえに簡単にデッキリストを考案するとこのような形になる。
【うねる業火レッド】
24《山》
4《太陽の宝球》
2《鞭打ち炎》
4《金屑の嵐》
4《大地のうねり》
4《真面目な身代わり》
4《槌のコス》
4《業火のタイタン》
4《マイアの戦闘球》
6《??》
これをコカトリスで回していく(つづく?)
コメント
かつDKAで捨てられたアイディア・・・つまり《束縛の刃、エルブラス》!!
感電破高めて12点とかやりたいですけど
≪鋼のヘルカイト≫
≪伝染病エンジン≫
カーンはありですね。《大地のうねり》で出ればもっと良かったのですが……
>Lichさん
《束縛の刃、エルブラス》はワンチャンあると思っています。ただ手間に対してリターンが見合っているかというと……
>Rewさん
金属術軸にして《大地のうねり》で大量展開する構成にしてもいいかもしれませんね。ただそうした場合はいかに息切れを防ぐかが問題ですね。
>通りすがりさん
《伝染病エンジン》は良いですね。このカードを軸に《炬火のチャンドラ》を採用してPWコンのような形にするのも面白そうです。