Frank Karstenメソッドによる4色デッキのマナベース
2014年12月23日 TCG全般 コメント (3)CFBのFrank Karsten氏の素晴らしい記事
http://www.channelfireball.com/articles/frank-analysis-building-three-color-manabases-in-standard/
ソラさんの素晴らしい翻訳
http://ch.nicovideo.jp/jeanne/blomaga/ar640018
というわけで唐突にFrank Karsten氏のメソッドを使って4色デッキのマナベースを構築していきます。
自己流謎マナベースでも一応回るけどやっぱり偉い人の言葉には一回乗って咀嚼しないといけないと思うので考えてみました。
とりあえず例として現在自分が愛用している白青黒赤のマナベースを構築します。
■4色ランド
早速ですがここは言わずもがな《マナの合流点》ですね。
実際には5色出ますが4色デッキでは使う色は4色なので4色ランドと数えます。
Frank Karsten氏の言葉に倣って最大枚数2採用します。(※1)
ここまでで出る色マナの数は4×2=8となります。
■3色ランド
ここも無条件で最大枚数の8枚入るでしょう。
すなわち3×8=24の色マナが出せるということになります。
先ほどの4色ランドと合わせると8+24=32となります。
■2色ランド
大きく分けるとこのスペースはダメラン4枚神殿4枚になります。
《マナの合流点》を最大量採用していることからダメランは4枚以下に抑えたいですし、3色ランド8枚を既に採用していることからデッキ内のタップインランドを12枚以下に抑えたいということからこのような制限になっています。
ここでは2×8=16の色マナが出せる計算になります。
■フェッチランド、基本土地、アーボーグ
上記の土地自体の枚数を数え上げると、2+8+8=18枚となり、基本的な土地の数を25とすると残7枚となります。
Frank Karsten氏の考え方を借りてここをフェッチランド3、基本土地3、アーボーグ1(※2)とすると、ここから得られる色数はフェッチランドから4(Frank Karsten氏の考え方では、フェッチランド4枚につきそれぞれの色マナ3つずつが出ると考えられるので、フェッチランド1枚につき色マナ3/2として計算。(※3)、基本土地からは3の色マナが得られます。
□まとめ
ここまでで構築してきたマナベースで供給できる色マナの総数を計算すると、
8+24+16+4+3+1=56となります。すなわち、このマナベースでは以下のことが言えます。
「25枚の土地から56の色マナが得られる」
これをFrank Karsten氏の理論によって分配していきます。
まず各色最低でも欲しい供給量は12であり、すなわち総色マナ供給数56のうち4×12=48は各色に割り振ります。つまり残り8を必要な色に割り振っていきます。
例えばサルカンとペスを採用するのならば赤や白に15は最低でも欲しいので、黒を最低限のタッチに留めるのならば白:青:黒:赤=15:14:12:15のようなマナベースになるでしょう。あとはダメージランドが対抗色の組み合わせしか存在しないこと、フェッチランドが友好色にしか存在しないことに注意してパズルを解くだけです。
■サンプルマナベース構築
確定しているのはこのようなマナベースです。
(白:青:黒:赤=15:14:12:15)
4《神秘の僧院》
4《遊牧民の前哨地》
2《マナの合流点》
1《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》
(白:青:黒:赤=10:6:7:10)
次に不確定部分はこちら
3《フェッチランド》
3《基本土地》
4《ダメージランド》
4《神殿》
残り必要な色マナ数は
白:青:黒:赤=5:8:5:5
であるため、残り使用できる土地14枚でこれを供給できるマナベースを作ればよい。
まずフェッチランドから考えていくと、要求する青マナが多いため青がらみのフェッチランドを採用したいことが分かります。仮に
2《島》
1《平地》
3《溢れかえる岸辺》
とすれば、残りの必要な色マナ供給量は
白:青:黒:赤=2:4:5:5
となります。これに残り4枚のダメージランドと残り4枚の神殿にダメージランドが対抗色にしか存在しないことに気を付けながら当てはめていけばよいので。例えば
2《シヴの浅瀬》
1《戦場の鍛冶場》
1《コイロスの洞窟》
2《悪意の神殿》
2《欺瞞の神殿》
とすればこれらから供給される色マナの数は
白:青:黒:赤=2:4:5:5となり総じて必要な供給量
白:青:黒:赤=15:14:12:15を満たすことが出来ます。
■【サンプルマナベース】白青赤t黒サルカンペス入り
4《神秘の僧院》
4《遊牧民の前哨地》
2《マナの合流点》
1《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》
2《島》
1《平地》
3《溢れかえる岸辺》
2《シヴの浅瀬》
1《戦場の鍛冶場》
1《コイロスの洞窟》
2《悪意の神殿》
2《欺瞞の神殿》
-土地(25)-
(白:青:黒:赤=15:14:12:15)
□おわりに
ということでほぼほぼ自己満足メモであったがなにかの参考になれば幸いであります。
というかこのマナベース構築はほとんどパズルなのでこれだけでも面白いものであると思います。
理想的な5色のマナベースとか実際リミテッド考察とかなら需要有りそうだし、もっと掘り下げても良いテーマなのかもしれないと思いました。ただし当記事を鵜呑みにして壮絶な土地事故に陥ったとしても当方は一切責任を負わないものとします。
さぁデッキを作ってみよう(丸投げ)
※1、《マナの合流点》4とかにすれば3色デッキ並の均等4色とかダブルシンボル使いまくりデッキとか作れるけど実戦では相当速いデッキでないとライフが許容できないと思われる。実際《ジェスカイの隆盛》コンボなんかじゃそういうマナベースも見られる。
※2、アーボーグがどの程度マナベースに好影響を与えるのかも示しずらい。黒1.5供給くらいにはしていいのかもしれない。またはアーボーグ2でダメラン許容量を1増やすとかしてもいいかも。
※3、実際にはフェッチが4以下なとき供給する色マナの数をどう数えればいいのかはよくわからないです。感覚的には3/2は妥当かなぁという印象。
http://www.channelfireball.com/articles/frank-analysis-building-three-color-manabases-in-standard/
ソラさんの素晴らしい翻訳
http://ch.nicovideo.jp/jeanne/blomaga/ar640018
というわけで唐突にFrank Karsten氏のメソッドを使って4色デッキのマナベースを構築していきます。
自己流謎マナベースでも一応回るけどやっぱり偉い人の言葉には一回乗って咀嚼しないといけないと思うので考えてみました。
とりあえず例として現在自分が愛用している白青黒赤のマナベースを構築します。
■4色ランド
早速ですがここは言わずもがな《マナの合流点》ですね。
実際には5色出ますが4色デッキでは使う色は4色なので4色ランドと数えます。
Frank Karsten氏の言葉に倣って最大枚数2採用します。(※1)
ここまでで出る色マナの数は4×2=8となります。
■3色ランド
ここも無条件で最大枚数の8枚入るでしょう。
すなわち3×8=24の色マナが出せるということになります。
先ほどの4色ランドと合わせると8+24=32となります。
■2色ランド
大きく分けるとこのスペースはダメラン4枚神殿4枚になります。
《マナの合流点》を最大量採用していることからダメランは4枚以下に抑えたいですし、3色ランド8枚を既に採用していることからデッキ内のタップインランドを12枚以下に抑えたいということからこのような制限になっています。
ここでは2×8=16の色マナが出せる計算になります。
■フェッチランド、基本土地、アーボーグ
上記の土地自体の枚数を数え上げると、2+8+8=18枚となり、基本的な土地の数を25とすると残7枚となります。
Frank Karsten氏の考え方を借りてここをフェッチランド3、基本土地3、アーボーグ1(※2)とすると、ここから得られる色数はフェッチランドから4(Frank Karsten氏の考え方では、フェッチランド4枚につきそれぞれの色マナ3つずつが出ると考えられるので、フェッチランド1枚につき色マナ3/2として計算。(※3)、基本土地からは3の色マナが得られます。
□まとめ
ここまでで構築してきたマナベースで供給できる色マナの総数を計算すると、
8+24+16+4+3+1=56となります。すなわち、このマナベースでは以下のことが言えます。
「25枚の土地から56の色マナが得られる」
これをFrank Karsten氏の理論によって分配していきます。
まず各色最低でも欲しい供給量は12であり、すなわち総色マナ供給数56のうち4×12=48は各色に割り振ります。つまり残り8を必要な色に割り振っていきます。
例えばサルカンとペスを採用するのならば赤や白に15は最低でも欲しいので、黒を最低限のタッチに留めるのならば白:青:黒:赤=15:14:12:15のようなマナベースになるでしょう。あとはダメージランドが対抗色の組み合わせしか存在しないこと、フェッチランドが友好色にしか存在しないことに注意してパズルを解くだけです。
■サンプルマナベース構築
確定しているのはこのようなマナベースです。
(白:青:黒:赤=15:14:12:15)
4《神秘の僧院》
4《遊牧民の前哨地》
2《マナの合流点》
1《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》
(白:青:黒:赤=10:6:7:10)
次に不確定部分はこちら
3《フェッチランド》
3《基本土地》
4《ダメージランド》
4《神殿》
残り必要な色マナ数は
白:青:黒:赤=5:8:5:5
であるため、残り使用できる土地14枚でこれを供給できるマナベースを作ればよい。
まずフェッチランドから考えていくと、要求する青マナが多いため青がらみのフェッチランドを採用したいことが分かります。仮に
2《島》
1《平地》
3《溢れかえる岸辺》
とすれば、残りの必要な色マナ供給量は
白:青:黒:赤=2:4:5:5
となります。これに残り4枚のダメージランドと残り4枚の神殿にダメージランドが対抗色にしか存在しないことに気を付けながら当てはめていけばよいので。例えば
2《シヴの浅瀬》
1《戦場の鍛冶場》
1《コイロスの洞窟》
2《悪意の神殿》
2《欺瞞の神殿》
とすればこれらから供給される色マナの数は
白:青:黒:赤=2:4:5:5となり総じて必要な供給量
白:青:黒:赤=15:14:12:15を満たすことが出来ます。
■【サンプルマナベース】白青赤t黒サルカンペス入り
4《神秘の僧院》
4《遊牧民の前哨地》
2《マナの合流点》
1《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》
2《島》
1《平地》
3《溢れかえる岸辺》
2《シヴの浅瀬》
1《戦場の鍛冶場》
1《コイロスの洞窟》
2《悪意の神殿》
2《欺瞞の神殿》
-土地(25)-
(白:青:黒:赤=15:14:12:15)
□おわりに
ということでほぼほぼ自己満足メモであったがなにかの参考になれば幸いであります。
というかこのマナベース構築はほとんどパズルなのでこれだけでも面白いものであると思います。
理想的な5色のマナベースとか実際リミテッド考察とかなら需要有りそうだし、もっと掘り下げても良いテーマなのかもしれないと思いました。ただし当記事を鵜呑みにして壮絶な土地事故に陥ったとしても当方は一切責任を負わないものとします。
さぁデッキを作ってみよう(丸投げ)
※1、《マナの合流点》4とかにすれば3色デッキ並の均等4色とかダブルシンボル使いまくりデッキとか作れるけど実戦では相当速いデッキでないとライフが許容できないと思われる。実際《ジェスカイの隆盛》コンボなんかじゃそういうマナベースも見られる。
※2、アーボーグがどの程度マナベースに好影響を与えるのかも示しずらい。黒1.5供給くらいにはしていいのかもしれない。またはアーボーグ2でダメラン許容量を1増やすとかしてもいいかも。
※3、実際にはフェッチが4以下なとき供給する色マナの数をどう数えればいいのかはよくわからないです。感覚的には3/2は妥当かなぁという印象。
コメント
こちらの記事を参考にもう一歩完成度を上げてみようと思います。勝ってながらリンクさせていただきました。
リンクありがとうございます!
僕も正直よくわかってませんが、実践もロジックも両方大事だと思うんで試行錯誤して完成度上げていきましょう。
私の記事を紹介して下さったと耳にしまして、記事を拝見しました。Karstenの記事を読んでからマナベースを構築するのが楽しくなったので、そういった楽しさをみみみさんもご共有頂けたようで非常に嬉しく思いました。
改めて私の記事をご紹介頂きありがとうございました。リンクも勝手ながらさせて頂きました。今後ともよろしくお願い致します。