モダン純恋歌〜夜空(モダン)に響け愛のうた〜
2015年6月8日 TCG全般 コメント (4)モダン純恋歌〜夜空(モダン)に響け愛のうた〜
◼︎プロローグ
みみみは激怒した。必ず、かのGP千葉0-3ドロップの記憶(おもいで)を除かなければならぬと決意した。みみみにはリミテがわからぬ。みみみは、大親友の彼女のツレである。パスタを吹き、パスタと遊んで暮して来た。けれどもパスタに対しては、人一倍に敏感であった。
◼︎終わりのはじまり
初夏。
平凡なGP千葉0-3ドロップおじさんことみみみは、"横浜最強"のデュエルスペースと名高い"マルデン亭"でモダンのデッキを延々と回していた。
みみみはモダンで戦えるトリコを構築すること目指していた。デッキを作っては崩し、また作ることを繰り返したが、その結果生まれたのは見るも無惨な紙束であった。中隊に負け、スケープシフトに負け、グリクシスデルバーに逃げ、双子に還りオジュタイに賭けるも、結局納得のいくデッキを作ることはできなかった。
"おじさんのヴァラクートはねぇ、君が中学生くらいの頃から噴火し続けてたんだよ"
そんな言葉ばかりが頭の中でリフレインしていた。
失意にまみれたみみみは、帰宅すると何かヒントはないものかと藁にもすがる思いで適当にプロプレイヤーのコラムやTwitterを読み漁っていた。
"ちんぽっぽ"
"あずにゃんprpr"
もう駄目だ、誰もトリコに言及していない。SCGもCFBもTCGplayerもhappymtgもBigmagicも探したけれどトリコのトの字も見つからない。
そんな中あるキーワードが目に留まった。
"開発者の目線を意識せよ"
この視点、"ワンチャン"ある。
みみみはそう"確信(わかる)"した。
◼︎開発者の目線
ウィザーズの社員がマジックに関わる上で最も重要なことは何か。
革新的なメカニズムを作ってゲームを楽しくすること?各環境を健全に保つこと?シングルカードの値段高騰を抑えること?
違うだろう。いかに彼らがマジックを愛していようと、まず第一に優先すべきは
"マジックの新しいパックを沢山売る!!!!!"
ということだろう。
◼︎最新のパック
ウィザーズが販売している最新のパックといえば以下二つである。
・タルキール覇王譚ブロック
・モダンマスターズ2015
この二種のパックが売れない限り、いかにプレイヤー人口が増えようともゲームが驚きと興奮に満ちていようとも、ウィザーズ社員は路頭に迷う。
ではこれらのパックを売るにはどうしたら良いか。考えれば明らかなことだが、これらのパックに皆が欲しがるカードを入れればいいのである。
◼︎モダンの隆盛
とはいえ新しいカードの需要を予測するのは困難であり、ときには【ドラゴンの迷路】のように失敗することもある。
しかし、既存のカードであれば現在の市場価格を基準に比較的容易に需要を予測することが出来る。その点、モダンマスターズはウィザーズにとって安全な商材だといえる。
モダンマスターズをリリースし、PTおよびPPTQのフォーマットをモダンに設定することでモダン人口を増やし、モダンマスターズ2015をバンバン売ることこそ今のウィザーズの目指すところであろう。
◼︎"タルモっていうカードは強い!!!!!"
では、みんなの欲しがるカードとはどんなカードであろうか。例えば《タルモゴイフ》というカードがある。このカードは明らかにモダンマスターズ2015の目玉でありモダンマスターズ2015を売るために"高額であり続けなければならないカード"である。
これはつまり何を意味するかというと。
"モダンマスターズ2015がリリースされている限り《タルモゴイフ》を使うデッキは強い!!!!!"
ということである。
ウィザーズ社員にとってはモダンマスターズ2015の目玉たる《タルモゴイフ》が各地のPPTQやPTで大活躍しパックがバンバン売れれば万々歳なのである。
つまり、より一般化すれば新しいパックが出て間もない期間は、そのパックの高額なカードは強い可能性が高い。またそれは過去の再録カードにおいてより顕著である、といえるだろう。
◼︎仮説の立証
ここで、先週末行われたSCGのモダンの結果を見てみよう。
http://www.mtggoldfish.com/tournament/17674
見事にモダンマスターズ2015で再録されたカードを中核に据えたデッキが優秀な成績を収めている。特に一位の赤緑トロンに至っては前回のモダンマスターズでは収録されなかったエルドラージ三柱が揃って採用されている。この結果はモダンマスターズ2015の最高の宣伝であり、ウィザーズとしてはモダンマスターズ2015は現時点において大成功といえるのではないだろうか。
◼︎長い
ということで今シーズンのモダンでは、
"モダンマスターズ2015に収録されている高額なカード"
を中心にデッキを構築すれば強いデッキを作れる可能性が高いといえる。
そして、よりその考えを進めれば
"大した対策カードも出ず複数回再録されている《タルモゴイフ》のようなカードとそれを使うアーキタイプをウィザーズは推奨している"
ともいえるだろう。
なぜなら彼らには自分たちが望ましくないと考えるアーキタイプのキーカードを禁止する"チカラ"を持っているからだ。
◼︎終わりに
ということでトリコを組むならモダンマスターズ2015の青の目玉、《ヴェンディリオン三人衆》《謎めいた命令》を複数枚使うデッキがいいんじゃないかという仮説が立てられた。
こうした考えが間違っているか正しいかはさておき、仮説を立てそれに基づいて試行を重ねることでより効率的なデッキ構築が行えることは確かであろう。
最後になるが、この記事が読んだ人の"次の一勝"の助けになれば幸いである。
ちんぽ
◼︎プロローグ
みみみは激怒した。必ず、かのGP千葉0-3ドロップの記憶(おもいで)を除かなければならぬと決意した。みみみにはリミテがわからぬ。みみみは、大親友の彼女のツレである。パスタを吹き、パスタと遊んで暮して来た。けれどもパスタに対しては、人一倍に敏感であった。
◼︎終わりのはじまり
初夏。
平凡なGP千葉0-3ドロップおじさんことみみみは、"横浜最強"のデュエルスペースと名高い"マルデン亭"でモダンのデッキを延々と回していた。
みみみはモダンで戦えるトリコを構築すること目指していた。デッキを作っては崩し、また作ることを繰り返したが、その結果生まれたのは見るも無惨な紙束であった。中隊に負け、スケープシフトに負け、グリクシスデルバーに逃げ、双子に還りオジュタイに賭けるも、結局納得のいくデッキを作ることはできなかった。
"おじさんのヴァラクートはねぇ、君が中学生くらいの頃から噴火し続けてたんだよ"
そんな言葉ばかりが頭の中でリフレインしていた。
失意にまみれたみみみは、帰宅すると何かヒントはないものかと藁にもすがる思いで適当にプロプレイヤーのコラムやTwitterを読み漁っていた。
"ちんぽっぽ"
"あずにゃんprpr"
もう駄目だ、誰もトリコに言及していない。SCGもCFBもTCGplayerもhappymtgもBigmagicも探したけれどトリコのトの字も見つからない。
そんな中あるキーワードが目に留まった。
"開発者の目線を意識せよ"
この視点、"ワンチャン"ある。
みみみはそう"確信(わかる)"した。
◼︎開発者の目線
ウィザーズの社員がマジックに関わる上で最も重要なことは何か。
革新的なメカニズムを作ってゲームを楽しくすること?各環境を健全に保つこと?シングルカードの値段高騰を抑えること?
違うだろう。いかに彼らがマジックを愛していようと、まず第一に優先すべきは
"マジックの新しいパックを沢山売る!!!!!"
ということだろう。
◼︎最新のパック
ウィザーズが販売している最新のパックといえば以下二つである。
・タルキール覇王譚ブロック
・モダンマスターズ2015
この二種のパックが売れない限り、いかにプレイヤー人口が増えようともゲームが驚きと興奮に満ちていようとも、ウィザーズ社員は路頭に迷う。
ではこれらのパックを売るにはどうしたら良いか。考えれば明らかなことだが、これらのパックに皆が欲しがるカードを入れればいいのである。
◼︎モダンの隆盛
とはいえ新しいカードの需要を予測するのは困難であり、ときには【ドラゴンの迷路】のように失敗することもある。
しかし、既存のカードであれば現在の市場価格を基準に比較的容易に需要を予測することが出来る。その点、モダンマスターズはウィザーズにとって安全な商材だといえる。
モダンマスターズをリリースし、PTおよびPPTQのフォーマットをモダンに設定することでモダン人口を増やし、モダンマスターズ2015をバンバン売ることこそ今のウィザーズの目指すところであろう。
◼︎"タルモっていうカードは強い!!!!!"
では、みんなの欲しがるカードとはどんなカードであろうか。例えば《タルモゴイフ》というカードがある。このカードは明らかにモダンマスターズ2015の目玉でありモダンマスターズ2015を売るために"高額であり続けなければならないカード"である。
これはつまり何を意味するかというと。
"モダンマスターズ2015がリリースされている限り《タルモゴイフ》を使うデッキは強い!!!!!"
ということである。
ウィザーズ社員にとってはモダンマスターズ2015の目玉たる《タルモゴイフ》が各地のPPTQやPTで大活躍しパックがバンバン売れれば万々歳なのである。
つまり、より一般化すれば新しいパックが出て間もない期間は、そのパックの高額なカードは強い可能性が高い。またそれは過去の再録カードにおいてより顕著である、といえるだろう。
◼︎仮説の立証
ここで、先週末行われたSCGのモダンの結果を見てみよう。
http://www.mtggoldfish.com/tournament/17674
見事にモダンマスターズ2015で再録されたカードを中核に据えたデッキが優秀な成績を収めている。特に一位の赤緑トロンに至っては前回のモダンマスターズでは収録されなかったエルドラージ三柱が揃って採用されている。この結果はモダンマスターズ2015の最高の宣伝であり、ウィザーズとしてはモダンマスターズ2015は現時点において大成功といえるのではないだろうか。
◼︎長い
ということで今シーズンのモダンでは、
"モダンマスターズ2015に収録されている高額なカード"
を中心にデッキを構築すれば強いデッキを作れる可能性が高いといえる。
そして、よりその考えを進めれば
"大した対策カードも出ず複数回再録されている《タルモゴイフ》のようなカードとそれを使うアーキタイプをウィザーズは推奨している"
ともいえるだろう。
なぜなら彼らには自分たちが望ましくないと考えるアーキタイプのキーカードを禁止する"チカラ"を持っているからだ。
◼︎終わりに
ということでトリコを組むならモダンマスターズ2015の青の目玉、《ヴェンディリオン三人衆》《謎めいた命令》を複数枚使うデッキがいいんじゃないかという仮説が立てられた。
こうした考えが間違っているか正しいかはさておき、仮説を立てそれに基づいて試行を重ねることでより効率的なデッキ構築が行えることは確かであろう。
最後になるが、この記事が読んだ人の"次の一勝"の助けになれば幸いである。
ちんぽ
コメント
最初だけ走り出しそうなのにまったく走らない!?
トリコに謎めいた命令ってさすがにきつそう(こなみ
ちな私的に先日のモダンで使われたカードで一番マシなのはタルモだったと思う^^