白単人間マニアクス!!!
2016年6月30日 Magic: The Gathering■白単人間マニアクス!!!
白単人間の構築はほぼ完成していると思われています。
しかし実際は現在の形に至るまで沢山のプレイヤーの数多の創意工夫を経て、環境末期の今でさえ変化し続けています。例えば、環境当初には常連だった純粋なカードパワーの高い《徴税の天使》や《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》ですらも、現在では無条件にサイドボードに4積みされない程のシナジーデッキとなっています。
今回はそんな白単人間の諸々をマニアックに掘り下げてみたいと思います。まとめます。
■白単人間の歴史
1)最初期の白単人間
http://www.channelfireball.com/articles/deck-of-the-day-mono-white-humans/
イニストラードを漂う影が発売された週の土日に好成績を残したレシピです。
当時からほぼ完成されたアーキタイプであることが分かります。人間を並べて、殴る。
白単人間はこの基本形から様々な工夫を反映していきます。
2)《勇者の選定士》
http://www.starcitygames.com/article/32785_Boss-Humans.html
SCGの看板ライターTom Ross氏の発売1週間後のレシピです。
この頃から《勇者の選定士》は基本パーツになったようで、自分も初めてこのカードを相手取ったときにテキストを確認したことを覚えています。
3)《抗戦》サイドボードからの《荒野の確保》+《ウェストヴェイル修道院》
http://team-cygames.com/2016/04/27/1544/
プロツアーに渡辺雄也さんが持ち込んだテクニック。
インスタントタイミングでの動きが少なかった白単人間に2種のインスタントによって奇襲性を持たせています。
4)サイドボード《鋭い突端》の衝撃
http://www.hareruyamtg.com/jp/k/kD09671S/
_megafone_さん考案(?)のテクニック。GP東京では山本賢太郎さんも採用したリストです。ミシュラランドを採用することで攻め手が多角的になり、全体除去を持ち合わせる相手の隙を突いて大きなダメージを与えることが出来るようになりました。
5)《無謀な奇襲隊》《ケラル峠の修道院長》
http://yuyu-tei.jp/blog/mtg/news.php?d=2016/06/_raging_human
高尾翔太さんがGPに持ち込んだレシピです。_megafone_さん由来の《戦場の鍛冶場》《鋭い突端》パッケージをメインに移し、少数の赤いカードを採用しています。
《無謀な奇襲隊》《ケラル峠の修道院長》は《鋭い突端》と共に白単人間が苦手とする《衰滅》や《光輝の炎》などへのカウンターとなるカードで、弱点を覆す力を持っています。記事ではマナベースの改善として《同盟者の宿営地》の可能性にも言及しています。
6)《力強い跳躍》?!《永遠の見守り》レス白単人間
http://coverage.mtg-jp.com/gptai16/decklist/017073/
白単人間はメインサイド共にほぼ完成されているという常識を破壊し、GP台北の初日を9-0で駆け抜けた大森健一郎さんのレシピです。
《白蘭の騎士》と《永遠の見守り》を排し、最序盤の展開を優先する姿勢が見えるレシピです。サイドボードも《破壊的な陥没》など意欲的な選択か光ります。
7)ネクストレベル白単?白単タッチ赤無色
http://www.mtggoldfish.com/deck/436472#online
GP台北と同日に行われたGPピッツバーグにJonathan Benson氏が持ち込んだレシピです。
上記で示唆されていた《同盟者の宿営地》を大胆にもメインに4枚採用し、更に加えて《コイロスの洞窟》を採用することで無色マナを要求する《次元の歪曲》をメインに、サイドボードには《歪める嘆き》《現実を砕くもの》を搭載しています。
■白単人間のサイドボード
現環境で白単人間を使う理由は環境最強の緑白トークンに有利であることと、どんなデッキ相手にもブン回りで勝てる可能性があることです。
環境が変化することに寄ってサイドボードがメインボードに移動したりすることが多いので、調整の楽しいアーキタイプだと思います。
では適当に最近の白単人間に入っているサイドカードについて個人的考察。
つづく?
白単人間の構築はほぼ完成していると思われています。
しかし実際は現在の形に至るまで沢山のプレイヤーの数多の創意工夫を経て、環境末期の今でさえ変化し続けています。例えば、環境当初には常連だった純粋なカードパワーの高い《徴税の天使》や《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》ですらも、現在では無条件にサイドボードに4積みされない程のシナジーデッキとなっています。
今回はそんな白単人間の諸々をマニアックに掘り下げてみたいと思います。まとめます。
■白単人間の歴史
1)最初期の白単人間
http://www.channelfireball.com/articles/deck-of-the-day-mono-white-humans/
イニストラードを漂う影が発売された週の土日に好成績を残したレシピです。
当時からほぼ完成されたアーキタイプであることが分かります。人間を並べて、殴る。
白単人間はこの基本形から様々な工夫を反映していきます。
2)《勇者の選定士》
http://www.starcitygames.com/article/32785_Boss-Humans.html
SCGの看板ライターTom Ross氏の発売1週間後のレシピです。
この頃から《勇者の選定士》は基本パーツになったようで、自分も初めてこのカードを相手取ったときにテキストを確認したことを覚えています。
3)《抗戦》サイドボードからの《荒野の確保》+《ウェストヴェイル修道院》
http://team-cygames.com/2016/04/27/1544/
プロツアーに渡辺雄也さんが持ち込んだテクニック。
インスタントタイミングでの動きが少なかった白単人間に2種のインスタントによって奇襲性を持たせています。
4)サイドボード《鋭い突端》の衝撃
http://www.hareruyamtg.com/jp/k/kD09671S/
_megafone_さん考案(?)のテクニック。GP東京では山本賢太郎さんも採用したリストです。ミシュラランドを採用することで攻め手が多角的になり、全体除去を持ち合わせる相手の隙を突いて大きなダメージを与えることが出来るようになりました。
5)《無謀な奇襲隊》《ケラル峠の修道院長》
http://yuyu-tei.jp/blog/mtg/news.php?d=2016/06/_raging_human
高尾翔太さんがGPに持ち込んだレシピです。_megafone_さん由来の《戦場の鍛冶場》《鋭い突端》パッケージをメインに移し、少数の赤いカードを採用しています。
《無謀な奇襲隊》《ケラル峠の修道院長》は《鋭い突端》と共に白単人間が苦手とする《衰滅》や《光輝の炎》などへのカウンターとなるカードで、弱点を覆す力を持っています。記事ではマナベースの改善として《同盟者の宿営地》の可能性にも言及しています。
6)《力強い跳躍》?!《永遠の見守り》レス白単人間
http://coverage.mtg-jp.com/gptai16/decklist/017073/
白単人間はメインサイド共にほぼ完成されているという常識を破壊し、GP台北の初日を9-0で駆け抜けた大森健一郎さんのレシピです。
《白蘭の騎士》と《永遠の見守り》を排し、最序盤の展開を優先する姿勢が見えるレシピです。サイドボードも《破壊的な陥没》など意欲的な選択か光ります。
7)ネクストレベル白単?白単タッチ赤無色
http://www.mtggoldfish.com/deck/436472#online
GP台北と同日に行われたGPピッツバーグにJonathan Benson氏が持ち込んだレシピです。
上記で示唆されていた《同盟者の宿営地》を大胆にもメインに4枚採用し、更に加えて《コイロスの洞窟》を採用することで無色マナを要求する《次元の歪曲》をメインに、サイドボードには《歪める嘆き》《現実を砕くもの》を搭載しています。
■白単人間のサイドボード
現環境で白単人間を使う理由は環境最強の緑白トークンに有利であることと、どんなデッキ相手にもブン回りで勝てる可能性があることです。
環境が変化することに寄ってサイドボードがメインボードに移動したりすることが多いので、調整の楽しいアーキタイプだと思います。
では適当に最近の白単人間に入っているサイドカードについて個人的考察。
つづく?
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